[女性の健康ケア]
2021年07月08日
未来共創イニシアティブ〜社会課題ディスカッション:働く女性の健康に登壇
三菱総研の未来共創イニシアティブのベンチャー会員として、社会課題ディスカッションでスピーチさせていただきました。https://icf.mri.co.jp/activities/activities-3402/
私は看護師でほとんどが女性の職場で働いていました。病院で働いていたのは2002年まで、2003年から看護学校の教員として学生と関わり、2006年に独立起業して看護職のキャリア支援活動を始めました。看護職の現場は女性ばかりだからこそ、女性特有の健康を意識して働いていたとは言い難い状況でしたが、そのころの私は気づいていませんでした。渦中にいると気づかないものなのかもしれません。
そして、2018年に広く健康の価値を提供していきたいと株式会社を起業してから気づいたのは、男性社会の中ではたらく女性のケアが必要であること。私は看護師ですから病気であってもなくても健康に生きていくためにはケアが必要なことを知っています。でも、女性特有のホルモンバランスの周期的変化をもっとケアする必要があることを意識したのは初めてのことでした。それまで、我慢すること、自己コントロールを当然のように求められていたことになんの疑問を感じることなく、当たり前のことと思っていました。しかし、男性にはわかってもらいないまま、一緒に仕事をしなければならない状況や、知らなかったことさえも知らないという情報リテラシーの課題もあります。そんなことを意識したイベントでした。